今年も残り2か月半。和歌山県田辺市の熊野本宮大社では、来年の干支「午」の大絵馬が完成しました。

 一筆一筆丁寧に描かれていくのは、今にも走り出しそうな白馬。世界遺産「熊野本宮大社」では毎年この時期に、新年に向けた大絵馬の準備を行っています。

 横幅2m以上にも及ぶ大絵馬、制作には3か月かかったといいます。来年は物事が大きく動く年になるといわれる「丙午」(ひのえうま)にあたり、「慌てて目標を飛び越さないように」という願いをこめて「一歩」という文字が添えられました。

 (熊野本宮大社 九鬼家隆宮司)「激動の年になろうかと思いますので、しっかり一歩一歩進んでいただきたい」

 大絵馬は12月1日、神門の大しめ縄とともにかけ替えられます。