今年3月、福岡県太宰府市で、出産した女の子の遺体をごみ袋に遺棄したとされる女の裁判です。

初公判で女は起訴内容を認めました。

起訴状などによりますと太宰府市の無職、西麻紀被告は今年3月、自宅アパートで出産した女の子の遺体をビニール袋に入れ、ごみ袋に遺棄したとされています。

16日の初公判で起訴内容を認めた西被告。

被告人質問の中で「交際相手とは違う男性の子どもで、中絶するための金銭的な余裕もなかった」などと述べました。

これに対し検察側は「自宅のトイレで出産し、遺体をごみ同然に扱った」などと主張し、懲役1年6か月を求刑。

一方で弁護側は、「誰にも相談できず孤立した状態だった」として、執行猶予付きの判決を求めました。

判決は今月30日に言い渡されます。