クリスマスを前に、宮城県気仙沼市内の農園では、イチゴの収穫作業が最盛期を迎えています。ただ、今年は燃料価格が高騰しているため、イチゴ農家はビニールハウス内の温度調節に苦労しています。

気仙沼市波路上にある佐藤友耶さんのイチゴ農園では、今月に入りクリスマスケーキなどに使うイチゴの収獲が始まりました。

佐藤さんはビニールハウス4棟20アールでイチゴを栽培していて、今年は日照時間も十分で、味や大きさ、数量のバランスは良いということです。

しかし、ビニールハウス内の温度調節に使う重油など燃料の価格が高騰していて、頭を悩ませています。
佐藤友耶さん:
「(燃料価格高騰は)結構痛いですね。今うちで使っているのは重油と灯油でどっちも高くなっているので」

そのためボイラーの設定温度を下げ、使用頻度を抑えるなどの工夫をしています。

佐藤友耶さん:
「地元密着でやっているので、皆さんに喜ばれるよう、いろいろと提供できるように頑張っていきたい」

クリスマス向けのイチゴの収穫は今月23日まで続き、「気仙沼いちご」のブランド名で、地元を中心に出荷されるということです。














