■MLB ナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦 ドジャース3-1ブルワーズ(日本時間17日、ドジャー・スタジアム)

ドジャースはリーグ優勝決定シリーズ第3戦でブルワーズに勝利し、3連勝で2年連続ワールドシリーズ(WS)進出に王手をかけた。

大谷翔平(31)は初回の第1打席で、今プレーオフ初の三塁打をマークするなど4打数1安打(2三振)。スランプぎみの打撃に光が差し込み、先制を導く一打を放った。

試合後の会見で、ロバーツ監督(53)は打撃不振に苦しむ大谷について「彼は最高の選手の一人だ。(相手は)彼をどうやって抑えるか、左投手をぶつける。そういうことをやっている。彼はいずれ(不振から)抜け出すと思う」と信頼を寄せた。

明日第4戦は大谷が先発。打撃に加え登板の準備も必要となることに「彼はユニコーンだ。どうやってそれをこなしているのか、正直わからない。1日のすべての時間を管理していて、非常に準備ができている。前回のフィラデルフィアでの登板も良かった。明日も良い投球をしてくれると思う」とし、勝てばワールドシリーズ進出の一戦で、投打の活躍を期待した。

また、ブルワーズのP.マーフィー監督は、同シリーズでは大谷をうまく抑えていることについて「調子が悪いと思っても、(翔平は)すぐに修正して当ててくる。我々は特別なことをしているわけではない。ただ、非常に慎重に攻めている。左投手を出せるときは必ず出す。依然としてとてつもなく危険な打者だ。それは忘れてはいけない」と話し、実際にこの日の7回2死で無走者の場面で大谷を迎えたが、3番手の右腕ウリーベから左腕のケイニグに交代し、空振り三振に仕留めた。

「こういう偉大な選手は、一瞬でスイッチが入るものだ」と依然として警戒すべき打者であることを強調した。