東京都は、台風22号・23号で大きな被害を受けた八丈町の住民の一部について、島内の宿泊施設などに2次避難を行う方針を明らかにしました。
八丈町ではライフラインへの被害が今も続いていて、被害の大きかった末吉地域など複数の地域で断水が続いているほか、14日正午現在で、島内のおよそ500件が停電となっています。
また、島内では多数の建物被害が報告されていて、14日午後4時現在、島内2か所の避難所にあわせて145人が避難をしています。
東京都はきょう、「災害即応対策本部」の4回目の会議を開き、八丈町での住民の避難が今後長引く見込みであることから、「避難生活の質を高めるため、速やかな2次避難への移行が必要」としました。2次避難先は島内の宿泊施設などを中心に、現在検討を進めているということです。
都によりますと、今後、家屋の損壊の度合いなどを確認して、長期的な避難が必要となった場合に、より設備の整った施設への2次避難を行っていくということで、都の担当者は「避難している方の体調不良を防ぎ、最悪の事態である災害関連死にもつながらないよう2次避難を進めていく」としています。
都によりますと、台風22号・23号による人的被害は確認されていないということです。
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