「新そば」のシーズンがやってきました。打ち立て、茹でたての香りに誘われ、各地で行列ができています 。香り高い新そばをより美味しく味わう方法を徹底解説します。
新そばは寒暖差で甘みが強い? 色にも注目
連休中日の12日、福島・南会津町では「第17回 南会津新そばまつり」(13日まで)が開催され、各地の“そば打ち名人”が集いました。

なかでも人気だったのは、地元の名物「裁ちそば」。最大の特徴は、重ねた生地を包丁で手前に引くように切ることです。
地元の出店者
「板の上で布を裁つ、裁断するじゃないですか。それで裁ちそばと(名前が)ついたらしい」
打ち立て、茹でたての新そばはやはり格別のようです。
茨城県から
「おいしい、やっぱり会津のおそばは違う」

続いて訪ねたのは、そばの名店が集まる東京・調布市の深大寺です。軽快なリズムで新そばを打っていたのは「松葉茶屋」店主の石川和之さん。
――秋の新そばの特徴を教えてください

松葉茶屋 石川和之 店主
「やっぱり甘みがとても強いということと、香りが高い、風味がいい。すべてそろったフレッシュな感じですね」
秋の寒暖差で、甘みのあるそばになるのだそうです。この日、多くの注文が入っていたのは800円の冷たいもりそばでした。
お客さん
「色がね、ちょっと新そばが濃いんですよ。緑っぽい。これがすごくいいですね」