2019年の台風19号による豪雨被害から6年となった12日、甚大な被害を受けた宮城県丸森町では献花台が設けられ、遺族らが亡くなった人に静かに手を合わせました。

献花台が設けられた丸森町役場では、午前10時に黙とうが捧げられ、丸森町の保科郷雄町長が追悼の言葉を述べました。

保科郷雄丸森町長「互いを支えあう絆をこれからも大切にし、誰一人取り残さない町づくりを着実に進めて参ります」

その後、遺族や町の職員らが、亡くなった人の冥福を祈り花を手向けました。

丸森町では2019年10月の台風19号による豪雨で、県内で最も多い11人が死亡、1人が行方不明になっています。

台風19号豪雨被害で家族3人を亡くし妹一人が行方不明天野民子さん「4人分の石碑を建てた。ずっと通って話しかけている。この6年ずっと同じことを続けてきたので、これからもずっと4人の墓場ではないが、守っていきたい」

参列した人は静かに手を合わせながら、災害のない日常を願っていました。