オリンピックの代表最終選考を兼ねたフィギュアスケート全日本選手権。いずれも仙台市出身の佐藤駿選手と千葉百音選手が揃って上位に入り、2026年2月のミラノ・コルティナオリンピックの日本代表に選ばれました。

ショート5位からフリーに臨んだ仙台市出身の佐藤駿。代表入りをかけたフリー最初のジャンプは大技4回転ルッツ。

これで勢いに乗った佐藤は4回転と3回転のコンビネーションジャンプも綺麗に決めてみせます。

その後も大きなミスなく会心の演技でフリー1位の得点をマークした佐藤。重圧をはねのけ2位に入り、初のオリンピック代表入りを決めました。

佐藤駿選手:
「小さい頃から追い続けてきた舞台に立つことができてうれしく思っています。ここで終わりではないので、ミラノ・コルティナオリンピックでメダル獲得できるように、全力で頑張っていきたい」

女子では同じく仙台市出身の千葉百音が21日夜のフリーに登場。ショート4位からの表彰台へ、最初のコンビネーションジャンプを決め順調な滑り出しを見せます。

さらに、ジャンプのみならず豊かな表現力と美しい演技で観客を魅了します。最後まで安定した滑りを披露し、3位に入った千葉。大一番でしっかり結果を残しオリンピックの切符を掴みとりました。

千葉百音選手:「(ミラノ・コルティナオリンピックでは)しっかりと自分のやるべきことに集中して、ショートとフリー、ノーミスの演技をするという目標を掲げて頑張っていきたい」