J1リーグ悲願の初優勝を目指す京都サンガF.C.。キーマンのDF宮本優太選手がゲストで登場した。

 世界的に見ても“最小兵クラス”と言える身長171cmのセンターバックが、相手との駆け引きや憧れたレジェンドの存在を明かした。


▼「身長が高くない分…」身長差を感じさせない強さに迫る

 関西のサッカー情報を中心に扱うMBSのJリーグ応援番組『KICK OFF!KANSAI』。優勝争いする京都サンガF.C.のクラブハウスを訪れ、守備のキーマンDF宮本優太選手に話を聞いた。

 身長171cmの小柄なセンターバックが語る“差”。宮本選手は「上で全部勝とうと思ったら勝てない。まずは(相手を)飛ばせないようにしたり、落下地点にどれだけ早く入れるかは意識している」という。

 MCを務める元日本代表の加地亮さんも「コーナーキックの時も相手に蹴られる前からポジションを取って、相手が嫌がるところに入っている。動けないし、走れない。それを大事にしていることを感じる」と駆け引きの上手さを称賛。宮本選手は「身長が高くない分、くっついていないとやられちゃう」と、工夫している点を明かした。

 世界的に見てもトップリーグで活躍する稀有なセンターバック。FCバルセロナなどで活躍したDFハビエル・マスチェラーノ(現インテル・マイアミ監督)は174cmで強力なFWとも渡り歩いてきた。元々ボランチだったものの、相次ぐディフェンダー陣の負傷によりコンバートされ、DFとしてUEFAチャンピオンズリーグ優勝に貢献した。

 その姿を見ていたという宮本選手は「自分も少なからず可能性はあるんだな、と思った」と刺激を受けた。加地さんも「これは“第2のマスチェラーノ”として頑張ってほしい」とエールを送った。


 (MBS「KICK OFF! KANSAI」日曜深夜0:50-1:20放送 2025年10月5日(日)放送分の収録より)