パ・リーグクライマックスシリーズ・ファーストステージ第1戦

日本ハム2ー0オリックス

レギュラーシーズン3位のオリックスをエスコンに迎えての第1戦。

ファイターズは、立ち上がりから気合十分、先発の伊藤大海投手が得意のストレートを中心に、オリックス打線を7回までわずか4安打、9三振、無失点の好投を見せます。

打っては、2回1アウト3塁のチャンスで、万波中正選手がレフトへの先制タイムリーを放つと、4回には、郡司裕也選手がレフトスタンドへのソロホームランで追加点をあげ、伊藤投手を援護。

ファイターズは終盤、8回に田中正義投手、9回に斎藤友貴哉投手がオリックス打線を完璧に封じ、ファーストステージ突破に王手をかけました。

緊迫の投手戦で打点をあげた万波選手と郡司選手、勝利投手となった伊藤投手のヒーローインタビュー

<万波中正選手>

万波中正選手

大事な1戦目で勝利を手にした、今の率直な気持ちは?)
はい本当に嬉しいですし、こういう素晴らしいピッチャーから1戦目を取れたのは、チームとしてすごい大きいと思うので、本当に嬉しく思います。

(2回の裏3塁ランナーが郡司選手という状況で回ってきた打席でした。どんな狙いで打席に向かった?)
はい、本当に数少ないチャンスになるなと思ってましたし、郡司さんが長打を打ってくれて、ランナー3塁というところで何とか前に飛ばして、何か事が起きてくれたら点が入ると思って、打席に入りました。

(先制点で球場の雰囲気もガラッと変わったんじゃないですか)
そうなんですか(笑い)、僕も夢中だったので、全然わかっていなかったんですけど、行けるという雰囲気になったら、よかったかなと思いますね。

(ただ、そこからもチームが勢いついた?)
はい。そう思います。

(勝負どころでの一打が光りました)
本当にこういう試合、大きな試合で活躍したいというのがあるし…何を言おうとしたんだっけ(笑い)、本当に負けられないところで、いつもより気合が入る中で、それがいいふうに結果になっているかなと思います。

(これでファイナル進出に王手をかけました。あすはどんなバッティングを)
明日、勝って、(ファイナル進出を)決めて、福岡行きましょう。以上です!

<郡司裕也選手>

郡司裕也選手

(ナイスバッティングでした)
ありがとうございます!

(今日の1勝、どのようにかみしめていますか?)
いや、めちゃめちゃ大きいですし、今日は(伊藤)大海のピッチングは素晴らしかったと思うので、本当にナイスピッチングです!

(4回、どんなことを考えて打席に向かったんでしょうか)
前を打つ4番の清宮くんがですね、情けないゲッツーを打ちまして、全然4番らしいバッティングができていなかったので、代わりに4番らしいバッティングをしてやろうと思って、打席に入りました。

(郡司選手はシーズン終盤でも4番に入る機会が多く意地もあったのでは?)
はい、きのう記者会見でボスが4番清宮くんねと言って、俺じゃないんだと思ったんですけど…、打順は関係ないんで、常に4番の顔をして打席には立っています。

(見事初球を捉えました、感触は?)
打った後のバットフリップ

(本塁打を確信した時にバットを高く振り上げるアクション)
めっちゃ綺麗に決まったので、後で皆さん見てください。

(スタンドに入ったと同時に地鳴りのような歓声、どのように聞こえましたか?)
本当にファンの皆さん、めちゃくちゃ声出てますし、北海道は寒くなってきましたけど、本当にエスコンフィールドはアツいんで、明日もよろしくお願いします。

(明日はどんなバッティングを?)
散々、4番の顔とか言っていますけど、状況ごとに自分が何ができるかを考えて、仕事を全うしたいなと思います。

<伊藤大海投手>

伊藤大海投手

(お立ち台の真ん中に移動される際に、ボソッと何か一言おっしゃっていましたね)
いや、この2人の後やりづらいなって言いました(笑い)

(この1勝をどのようにかみしめた?)
1勝目をとれたのはすごく大きいですし、今日、相手ピッチャーが山下舜平大投手で、先に1点やってしまったら、どういう流れになるかわからないという中だったので、何とかゼロで抑えることができて、よかったです。

(初戦の先発ということで、プレッシャーはかなりのもの?)
前回、去年ですね、CSファイナルからのスタートだったので、またちょっと違った気持ちではあったのですけど、いつも通り過ごして、いつも通りのことをしようと思っていたのですが、はい、ちょっと上出来でした。

(チームに勢いをもたらすピッチングでした)
そうですね、5回に先頭打者をフォアボールで出したときですかね。(郡司)裕也が近づいてきて「もうバテたんか?」と言ってきたので、はい、そこでもう1回スイッチ入れて、楽しんで投げました。

(声をかけてくれた郡司選手、そして万波選手の援護点も大きかったのでは)
そうですね、先制してもらったときから、もう1回スイッチも入りましたし、裕也のホームランで、もうこれは勝つしかないと、少し長いイニングを投げようと思って、腕を振りました。

(皆さんの応援は、どのように届いていましたか?)
本当に、皆さんの声が聞こえてましたし、何かいつも以上の声援、それを感じながら投げてたっていうのが、平常心に戻してもらえたというか、本当に今日はたくさんの声援ありがとうございました。

(ファンの皆さんに向けてエースとして熱い熱いメッセージを)
リーグ優勝とはなりませんでしたけど、本当に悔しさを持ってますし、この先に繋がる戦いというのをファンの皆さんとともに思い切って楽しんでいきたいと思いますので、明日からも応援よろしくお願いします。