高知県香美市にある初代天皇・神武天皇の像を修復しようと、県内の経営者らが実行委員会を設立しました。
神武天皇の像は香美市の繁藤小学校が建国記念日の制定が期待されていた1962年に敷地内に建立し、60年以上が経っています。

像は風や雨による損傷が進み、表面のコーティングが取れ、象徴的な金のトンビのオブジェ=金鵄(きんし)も失われたままです。

この歴史的遺産を後世に継承しようと高知県内の経営者らで作る「神武天皇像修復プロジェクト実行委員会」が10日、設立しました。修復費用のおよそ2500万円は県内企業や団体に支援を呼びかけて集める方針です。

(神武天皇像修復プロジェクト実行委員会 西山彰一 委員長)
「地域の方々にとってみても宝物、私たち高知県民にとってみても宝物、そうした宝物を1つのレジェンドとして多くの方にご覧になっていただいて日本の国のことを思っていただけたらと思います」

像の修復完了は2026年の5月を予定しています。