能登半島地震の影響で休館を余儀なくされていた石川県七尾美術館が9月20日に営業を再開しました。
地元出身の絵師・長谷川等伯の特別展では、貴重な国宝が訪れた人の目をひいています。
美術館の開館30周年と震災からの再開を記念して開かれている今の七尾市出身で桃山時代の絵師・長谷川等伯の作品展。

掛け軸や屏風など19点の作品の中には、地震により本堂が倒壊するなど、被害を受けた珠洲市や七尾市の寺院から奇跡的に救い出された作品も展示されています。
そして今回、20年ぶりに県七尾美術館に展示されたのは、水墨画の最高峰ともいえる国宝の「松林図屏風」です。

北原洋子学芸員「本当に見る方々によって感じ方が違うので一応、パネルでも説明はしているがまずそういった物を見ずに純粋に作品と向き合って自分ならではの感じ方をしていただけたら等伯も喜ぶんじゃないかなと」
長谷川等伯展は県七尾美術館で10月16日まで開催されています。