陸上自衛隊水陸機動団所属の23歳の陸士長が、他の隊員宛に届いた宅配物を2度盗んだとして、10日、懲戒免職の処分を受けました。

懲戒免職の処分を受けたのは、陸上自衛隊水陸機動団後方支援大隊所属の23歳の陸士長です。陸上自衛隊相浦駐屯地によりますと、陸士長は2022年3月と4月の2回相浦駐屯地内の施設の入口で、他の隊員宛に届いた荷物2点(1万4千円相当)を盗んだものです。被害にあった隊員から「頼んだ荷物が届いていない」と届出があり陸上自衛隊の警務隊が調べたところ、この陸士長が盗んだことを認めたということです。調べに対し、陸士長は「使用または売却の目的で荷物を盗んだ」と話していて、陸上自衛隊は10日付けで、陸士長を懲戒免職の処分としました。

水陸機動団後方支援大隊の中村美雄隊長は「隊員がこのような事案を起こしたことは誠に残念。今後は隊員に対し、教育・指導の徹底を図り、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。