新しい生活スタイルとして、近年、注目されている「シェアハウス」を調査しました。熊本県内にもシェアハウスが広がる中、単に一緒に暮らすだけではない、その魅力に迫ります。
まずは金銭面のメリット

熊本市交通局から、歩いて1分の場所にある「シェアハウスひだまり九品寺」です。シェアハウスでは珍しい新築の一軒家で、最大15人が生活できます。
運営しているのは、関東や九州を中心に全国90棟以上のシェアハウスを管理している「Hidamari」の代表 林田直大さんです。
近年の家賃高騰などの影響で、都市部を中心にシェアハウスの需要が増えていると話します。

林田代表「全国的に見て、シェアハウスの3分の2は関東に集中している。関東はそもそもの家賃が高く、シェアハウスに住むと、家賃や初期費用を抑えることができる。今後、入居者はますます増えていくでのではないか」
複数の人が共同で生活するシェアハウスは、一般的な賃貸物件と比べ、敷金や礼金がかからないこと、水道代や光熱費は定額、家具や家電が揃っているなど金銭的なメリットが多いのも魅力です。

契約期間も最短6か月からで、気軽に入居や引っ越しができることから、若者や外国人を中心に人気が広がりつつあります。
林田代表「熊本ではTSMCの進出もあって、台湾やヨーロッパから来る人が増えている。住んでいるだけで異文化交流ができるのは、シェアハウスの醍醐味だと思います」
そんなの魅力に惹かれ、シェアハウスで暮らしているのが、大学生の清田友将さんです。一人暮らしを始めるタイミングで入居を決めました。

清田さん「一人暮らしを始めたら、人との交流がなくなりがちな性格なので、シェアハウスを選びました。海外から来た人とコミュニケーションをとって、今までにない刺激を受けられる。一人で生活するのが寂しいと思う人におすすめです」
シェアハウス最大の魅力は、様々な人と暮らしながら、コミュニケーションが取れることです。これは、一人暮らしでは、なかなか味わえない体験です。
林田代表「年齢や性別、国籍など関係なく、みんなが『ただいま』『おかえり』と挨拶を交わせる場になれば」














