パレスチナ自治区ガザの和平計画をめぐる「第1段階」での合意について、イスラエル政府は閣議で正式に承認しました。

イスラエル政府はイスラム組織ハマスと合意したガザの和平計画の「第1段階」について、10日、閣議で正式に承認したと発表。停戦は24時間以内に発効するとしていますが、アメリカCNNは承認後、停戦が即時発効すると報じています。停戦が維持されれば、ハマスは拘束する人質全員を解放することとなります。

人質の解放についてイスラエル政府は停戦後72時間以内に行われるとしていて、トランプ大統領は13日か14日だとの見通しを示しています。

また、停戦交渉のハマス側代表団のトップ、ハイヤ氏は、イスラエル側が終身刑を受けたパレスチナ人の囚人250人と、戦闘開始以降に拘束されたパレスチナ人1700人を釈放する予定だとしています。

一方、アメリカ政府高官は、ガザでの停戦監視を担当する「国際安定化部隊」にアメリカ軍の兵士200人が参加することを明らかにしました。

部隊にはエジプトやトルコなども兵士を派遣するとしていますが、アメリカ兵はガザには入らず、部隊を指揮するセンターの構築や運営などを担当する見通しだとしています。