台風22号の影響で建物への被害が相次いだ八丈島では、台風通過から一夜明けたきょうも停電や断水などライフラインへの影響が続いています。

記者
「八丈島では広範囲で停電が続いていますが、いま電線の復旧作業が行われています」

台風22号の記録的な大雨と猛烈な風に見舞われた八丈島では午前6時現在、およそ5630軒が停電し、東京電力が復旧作業を進めています。

また、土砂崩れなどの影響で島内の4か所で通行止めが発生、土石が建物に流れ込む被害が確認された地域もあるほか、広い範囲で断水が続いています。

島の中心部にあるグループホームでは、朝から職員たちが倒木を撤去する作業に追われていました。

グループホームの職員
「トイレの水が流せないっていうのがやっぱりね。水道の復旧のめどが立っていないらしいので、それが一番困るかな。断水とか電気が通らないとかが、これだけ続きそうなのはあまり経験したことはない」
「電波の基地局もやられてるから、スマホとかで安否確認ができない。山の中のスタッフは安否確認できず、生きてるかどうかも分からない」

八丈町役場によりますと、けさの時点で、建物への被害の申告がおよそ50棟あるということで、今後、現地に職員を派遣し、詳しい調査を行うことにしています。