10月10日の宮城県内では、県内13か所で今シーズン一番の冷え込みとなりました。台風23号が3連休最終日の月曜日に関東南海上に進む見込みで、今後の天気の変化に注意が必要です。

10月10日の天気予報と注意点
今日の天気のポイントは、午前中は日差しが届く時間があるものの、午後からは雲が増加し、日差しが届きにくくなることです。最高気温は昨日と同程度の20℃前後で、ほぼ平年並みの予想となっています。日中は長袖1枚で過ごしやすいでしょう。

現在、沿岸地域には波浪注意報が発表されており、夕方まで高波に注意が必要です。これは台風22号の影響で海上では波の高い状態が続いているためです。

予想天気図を見ると、高気圧に覆われて晴れそうに見えますが、高気圧の中心が北に偏っているため、宮城県内には午後から北東方向から冷たく湿った空気が流れ込む見込みです。このため、午後は曇り空となっていく予想です。
地域別の詳細予報

仙台から塩釜地域では、午前中は日差しが届きますが、午後は雲が次第に厚くなる見込みです。湿度が増加してくるため、洗濯物は夜まで干しっぱなしにしない方が良さそうです。

名取から七ヶ宿地域では、天気はゆっくりと下り坂となり、夜遅くには雨が降る可能性があります。今日は風が穏やかなため、部屋の空気の入れ替えには適した日となるでしょう。

石巻から涌谷地域では、午後は晴れ間がなくなってきます。日の入りが早くなっているため、夕方より一層早くから暗くなりますので、早めのライト点灯を心がけることが重要です。

気仙沼から南三陸地域では、10月10日の最高気温は各地で10月9日と同程度となり、明朝の最低気温は今朝よりも1~2℃高めのところが多くなる予想です。
台風23号の進路予想

台風23号は現在、中心気圧1002ヘクトパスカル、最大風速20メートル、最大瞬間風速30メートルの勢力を保っています。10月11日にかけて北西方向に進み、沖縄や奄美諸島に近づいた後、北東方向に向きを変える予想です。
3連休最終日の月曜日には関東の南海上に進んでくる見込みで、宮城県への直接的な影響は少ないと見られています。しかし、東日本や西日本の太平洋側では雨や風が強まる地域があるでしょう。
10月11日以降の雨の予想

台風の直接的な影響は少ないものの、西から前線が近づく影響で、10月11日の昼前からは広い範囲で雨となる見込みです。この雨は長く降り続き、土曜日の夜から日曜日の朝にかけては本降りとなるおそれがあります。
日曜日の日中は東部を中心に雨雲も切れていきますが、西部では雨が降ったり止んだりという状態が続く予想です。13日も雨が降る見込みですので、3日間とも雨具が欠かせない状況となりそうです。

さらに、来週前半も気圧の谷などの影響で雨が降りやすい状態が続く見込みです。10月11日から秋休みというお子さんも多いと思われますが、あいにくの天気が続いてしまいそうです。