長野県松本市の深志神社。献血をした人に配るお守りの祈祷に訪れたのは、県赤十字献血センターの関係者と、献血推進キャラクターの「けんけつちゃん」です。

関係者の願いは、献血する人が増えることです。

松本献血ルーム 織田貴之出張所長:「計画数というのがあるが、松本献血ルームは、今年の春からなかなか達成できていない」
松本で達成できない背景には、ある事情があります。松本献血ルームは、今年閉店した松本パルコの向かいにあり、買い物ついでの人が減っているのです。
4月から9月までをみると、去年を下回り、目標の9割ほどです。

さらに長野県は献血をする10代の割合が4%以下と若年層の献血促進が課題です。
そこで松本献血ルームが学生向けに用意した学業成就のお守りは、西陣織の本格的なものになっています。

松本献血ルーム 織田貴之出張所長:「20年後、30年後を考えた場合に、今の高校生や大学生が献血を支えていただく年齢になっていく。こういうことで興味を持っていただいて、ちょっと行ってみようかということでお越しいただければ」
今後、近隣の高校や予備校などにチラシを配って、協力を呼び掛けることにしています。