きのう8日、住吉町15番街区の整備事業予定者にサンロイヤルホテルが決まりました。
その跡地について鹿児島市はサッカースタジアム整備の「候補地となりうる」との考えを示していますが、塩田知事はきょう9日、「現時点では比較検討の段階」との認識を示しました。

県は8日、鹿児島市の住吉町15番街区の整備事業予定者として、鹿児島サンロイヤルホテルを運営する鹿児島国際観光に決定したと発表しました。9日塩田知事が取材に応じました。

(塩田知事)「しっかりとした事業性、にぎわい創出を実現し、市内の方に回遊性を確保していくなど、いろいろもらっている意見があるので、検討を進めて行きたい」

注目されるのがホテルの跡地です。鹿児島市と県は、「オールかごしま」の立場で、サッカースタジアムの整備を目指していて、塩田知事と下鶴市長はいずれも、ホテル跡地について、「条件が整えば、候補地になり得る」との考えを示してしますが…。

(塩田知事)
「(ホテルの)周りにいくつか地権者もいるので、それも含めていずれかの段階で(意向を)聞いていくことになるが、まだその前段階での候補地リストアップと比較検討していく段階」

「あそこの場所が最適となれば、具体的な動きにもなるが、いま現時点においては、『候補地となり得る』ということから大きな変わりはない」

一方、鹿児島市の担当課は、「まずは、鹿児島国際観光の意向を確認する必要があるが、現時点で具体に決まった動きはない」としています。