消費期限の“偽装”が明らかになっているミニストップは、再発防止策を徹底し、問題となった店内調理のおにぎりなどの販売を今月から順次、再開すると発表しました。
きょうもミニストップの店舗には「販売休止」を知らせる張り紙が出ていました。
8月、ミニストップでは消費期限の“偽装”が発覚。手づくりおにぎりや弁当の販売を取り止めて、きょうで2か月が経ちます。
「偽装されていて残念だなと思った」
「復活してほしいです。食べたいです」
街で聞かれた「復活」を期待する声。
ミニストップは、問題となった手づくりおにぎりなどの販売を今月から順次、再開すると発表しました。
ミニストップ 堀田昌嗣 社長
「消費期限の表示不正という、安全安心の根幹を揺るがす問題が起きた今、もう1回ブランドを立て直す、お客様の信頼をもう1回取り戻す。非常に高い山だと思ってますが、そちらの方が経営にとって重要」
消費期限を“偽装”した影響で、先月の客数は不正が発覚する前と比べて減少。下期の売り上げは6億円の減少を見込んでいます。
ミニストップ 堀田昌嗣 社長
「実態として全店再開は大分、時間がかかる。今年度をこえていくんじゃないかと」
なぜ、食の安全を揺るがす事態は起きてしまったのか。
偽装が発覚した大阪市内の店で働いていた元アルバイトは去年2月、内部通報窓口を通じて「店長らに偽装を指示された」などと通報していたことも明らかとなっています。
元アルバイト
「夜中に作ったおにぎりを朝の時間に『今作りましたよ』と消費期限を出す」
ミニストップは内部通報があったことを認め、「当時調査はしたが、不正は確認できなかった。調査が十分ではなかったのは事実で、深く反省している」と説明しています。さらに、厨房にカメラを設置するほか、従業員が相談できる窓口を新設し、内部通報の体制を強化するなど再発防止に努めるとしていますが。
「強力な対策を作っても、現場で実行にうつせるか。(社員一人一人の)倫理観や教育が大事」
一度失った信頼を取り戻すため、険しい道のりが続きます。
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