風景や人物といった具体的な対象物を描く、具象絵画の作品を集めた美術団体・示現会の巡回展が、9日から金沢市の石川県立美術館で始まりました。
示現会金沢展は、4月に東京で開かれた本展の巡回展で、本展から選抜された30点の作品をはじめ、地元会員の絵画など合わせて80点が並びます。

白山市の吉塚春生さんの作品「光る海Noto(のと)」は、太陽から降り注ぐ光が海に反射し、その波打ち際を子どもたちが歓声を上げて走っていく様子を描き、一日も早い能登復興へのメッセージが込められています。

会場を訪れた人は、色彩豊かに描かれた風景や人物などの具象絵画の奥深さを味わっていました。
具象絵画を志す地元作家の作品発表の場を広げようと今回は初めて一般からの公募も行いました。示現会金沢展は13日まで、石川県立美術館で開かれています。