ジャポニカ学習帳は高岡で製造

ジャポニカ学習帳。実は富山県高岡市佐野にあるショウワノート本社工場でつくられています。

高岡工場長 北澤賢さん
「こちらで製本作業させていただいております」
ジャポニカ学習帳は55年前にここで生まれました。
高岡工場長 北澤賢さん
「こちらが表紙の6冊分」
印刷した学習帳の表紙やページ部分を合体させミシンを掛けます。

ノート状に折り曲げ、クロスと呼ばれる紙テープを貼って断裁したら、ノートの完成です。
現在でも1日約4万冊のノートを世に送り出しています。
30年以上ジャポニカ学習帳に携わってきた北澤賢工場長は今回のリニューアルについて――
高岡工場長 北澤賢さん
「作り手としてはやっぱりさみしい。慣れ親しんだ写真っていうのがなくなるのは。時代の流れというのもありますから、新しいものとして子どもたちに喜んでもらえるかなっていうのはとても楽しみに作っている」
大幅なリニューアルの一方で変わらない部分もあります。
裏表紙の「ジャポニカ学習図鑑」。写真つきで、表紙の解説がされています。

ショウワノート ステーショナリー事業部 岸田愉美さん
「イラストは想像力や感情を育んで、写真は現実とのつながりを意識して、それぞれ取り入れて製作しました」
少子化やタブレット教育の普及などで過去に比べると教育現場で使われなくなってきているというノート。
時代に合った、今の子どもたちに選ばれるノートを目指します。
ショウワノート ステーショナリー事業部 岸田愉美さん
「リニューアルされたジャポニカ学習帳がいつまでも記憶に残るような、そんな存在になれるように。歴史ある変わらない思いと、新しいデザインで子どもたちの好きとか好奇心に寄り添う学習帳であり続けたい」
リニューアルしたジャポニカ学習帳は11月中旬ごろから順次全国の書店や文具店などの店頭に並ぶということです。