このほど、鳥取の清酒が国が品質を保証し、保護する地理的表示・GIの指定を受けました。
そのブランド価値を守り、さらに高めていこうと、8日、県内の各地の蔵元が自らの技術を高めるための研修会に臨みました。
中嶋理沙記者
「今月1日の日本酒の日に、国が産地や品質を保証する地理的表示・GIに
鳥取県の清酒が指定されました」
「GI」にふさわしい品質と、さらなるブランド力の向上を目指そうと、米子市で鳥取県産業技術センターが主催する研修会が開かれました。
用意されたのはゴムやカビなどの不快な匂い=オフフレーバーが意図的につけられた16種類の清酒と水です。
研修会には県内7つの蔵元の杜氏や製造責任者らが参加し、一つ一つの匂いを確かめて、それがどのような原因の匂いなのかを嗅ぎ分けました。
どぶろく上代 請川雄哉さん
「難しいですね。ここまで微妙な違いっていうのを判断したことはあまり機会が無いのですごい勉強になります。」
大谷酒造 加藤匠さん
「品質管理の部分でオフフレーバーなど嗅ぎ分けることできればさらなる品質向上に持っていけるんじゃないかと思うのでこういった官能的な部分は大事だと思います。」
11月には、初めての認定会が開かれ、合格したものが、晴れて「GI」認定の鳥取の清酒として販売されるということです。