台風の“目の中”はどうなっている?
(桜沢)
「機体が台風の中心に近づいてきました。おお、揺れますね」
台風は中心に近づくほど、気圧が低くなり風も強くなります。窓からの眺めは一面白い世界。しかし、次の瞬間!
(桜沢)
「今、台風の目に入りました!上は青空だ、下の方には厚い雲。雲の切れ間から海も確認することができます。中心は揺れませんね」

台風の目の中には、らせん状の雲がみられます。これは「メソ渦」とも呼ばれ、強い台風の特徴です。
(桜沢)
「周りには厚い壁のような雲。これが台風の中心に近い、最も危険な雲です」

気象庁は中心付近の気圧を970hPaと予想。しかし、今回観測されたデータでは10低い960hPa。予想より勢力が急速に発達していることを意味します。
今回の調査では、台風を直接観測するだけではなく、もう一つ最先端の研究が。