北海道出身の安住紳一郎アナは「私はずっとジンギスカンブーム」と豪語しますが、いま“20年ぶり”にジンギスカンが再びブームに。そのワケとは?

「いくらでも食べられる」女性にも人気

午後6時半には多くの客でぎっしりの『大衆ジンギスカン酒場 ラムちゃん 有楽町店』(東京・千代田区)。

看板メニューは、塩〆熟成上ラム肩ロースや赤身ももなど4種類のラム肉が楽しめる「ジンギスカン贅沢コース」(4400円※2名~)です。

THE TIME,マーケティング部 山根千佳部員:
「お肉がめっちゃ柔らかい。歯ごたえもあって脂もさっぱりしていて、いくらでも食べられちゃう」

他にも飲み込めるほどに薄くスライスしたラム肉を味わえる「飲めるジンギスカン」(968円)も大人気です。

昼間も営業開始からわずか10分でほぼ満席。

ランチ限定の「塩〆熟成ジンギスカン定食」は、塩〆熟成上ラム肩ロース&定番ジンギスカンの2種類のラム肉11枚に、野菜・ご飯・スープのバイキングが付いて1628円。(※値段は店舗により異なります)

女性客も多く、近くで働いているという女性2人組は「月1でランチジンギスカン」と決めていると話します。

20代女性客:
「1000円ちょっとでおいしいラムが食べられる。ただ、臭いがすごいので会社にファブリーズを用意して2人でかけあっている(笑)」

あまりの人気ぶりに今後は店舗数を3倍に拡大する予定だといいます。

『牛角』でもジンギスカン

都内だけではなく、千葉県の『ヤマダモンゴル 千葉津田沼店』(船橋市)も大盛況。

「焼肉よりジンギスカンの方が好き」(30代女性)
「前は焼肉だったけど最近はジンギスカンの方が多い」(50代女性)

そして、あの『牛角』もジンギスカンに参入。

11月末までの期間限定で、北海道のラム専門店「羊々亭」が監修した「塩ジンギスカン」などが味わえます。

20年ぶり「第3次ブーム真っ只中」

ジンギスカンは「度々ブームになっていた」と話すのは、グルメサイトが運営する「外食市場の調査・研究機関」の研究員・田中さんです。

『ホットペッパーグルメ外食総研』田中直樹所長:
「第1次ジンギスカンブームは2001年頃。牛・豚・鶏に次ぐ“第4の肉”として注目されたのがきっかけ」

▼2001年頃、狂牛病の感染の広がりでラム肉が注目され
▼2005年には、健康ブームにのり東京でもジンギスカン専門店が次々と開業。第2次ジンギスカンブームを迎えたといいます。

田中所長:
「そこからしばらく空いたが、“第3次ジンギスカンブームがまさに今、真っ只中にある”