岡山県美咲町の障害者支援施設の男性職員が、利用者に対し腹をなぐったり骨折を負わせたりするなどの虐待をしたとして、岡山県は施設に3か月間の新規利用者の受け入れを停止する処分を出しました。

処分を受けたのは、美咲町の障害者支援施設・みさき福祉園です。岡山県によりますと、みさき福祉園の男性職員は、今年6月から7月の夜勤中に50代の利用者に対して、足を蹴って転倒させ顔に骨折を負わせたほか、この利用者と別の30代の利用者の腹を殴るなどの、身体的虐待を行っていたということです。別の職員が利用者のけがに気付き、施設の防犯カメラの映像を確認したところ、一連の虐待の様子が映っていました。男性職員は「夜間はスタッフが少なく、ストレスになっていた」と虐待を認めているということです。

(社会福祉法人久米福祉会 丸山秀樹理事長)
「被害にあわれた利用者と家族の方には、大変辛い思いをさせたと思っています。再発防止であったり信頼回復に力を入れていきたいと思っています」

岡山県は、みさき福祉園を来月1日から3か月間の新規利用者の受け入れ停止処分としました。男性職員は8月末に自主退職したということです。