天皇皇后両陛下が「第44回全国豊かな海づくり大会」に出席するため11月8日から9日まで三重県を訪問されると、宮内庁が発表しました。

初日(11月8日)は、新幹線と臨時専用列車を乗り継いで三重・鳥羽市に入り、鳥羽水族館を訪問されます。館内では生物多様性の保全活動について説明を受けるほか、ラッコやジュゴンなどを鑑賞されるということです。

2日目(11月9日)は、志摩市の阿児アリーナで開催される「第44回全国豊かな海づくり大会」の式典に出席し、陛下があいさつされます。

その後、おふたりは南伊勢町に移動し、三重県立水産高等学校の実習船などについて生徒から説明を受けるほか、宿田曽漁港で海に魚を放流する大会の恒例行事にのぞまれる予定です。今回放流されるのは、伊勢エビや真鯛の稚魚だということです。

「全国豊かな海づくり大会」は国民が海の環境保全に対する意識を高め、水産業への理解を深めるための行事で、毎年秋に各都道府県持ち回りで行われています。

両陛下が三重県を訪問されるのは、2019年11月以来6年ぶりとなります。