ICTを取り入れる背景には公営キャンプ場の経営難があります。

村営 山中湖キャンプ場 今井美希さん:
「おととし改修したロッジ。昔は2段ベッドが固定で付いていたが、それを全部取って多目的で使える部屋にした」

村営 山中湖キャンプ場です。
46年目を迎えたこちらの施設は屋外キャンプやロッジでの宿泊などが魅力で3年前には年間で最多となるおよそ6800人が利用した人気の施設ですが…

今井さん:
「老朽化に伴って配水管が壊れ、それを直すのに莫大な予算がかかって、その予算を取るには村の管理の中でどの程度とれるか相談しながらやっている」


破損や老朽化で改修する場合、公営の施設は自治体の予算編成が必要になります。

そのためこちらのロッジなども計画から改修を終えるまでに数年間かかったほか、施設の経営面では、改修費用も大きな負担となっています。

今井さん:
「壊れているところも何か所かあったりして本当に困っている状況。人件費から何から予算を削減というところで動いているので、そこが効率化できたらいい運営ができるのではないか」