2025年に創業400周年を迎えた盛岡市の南部鉄器工房の記念作品展が8日、盛岡市内のデパートで始まりました。

会場には伝統的な鉄瓶から最新のコラボレーション作品まで数々の作品が並んでいます。
作品展を開いているのは、盛岡市で南部鉄器の製造を手がける「鈴木盛久工房」です。

創業400年となる工房では、1625年・寛永2年から南部藩の御用鋳物師として代々「鈴木盛久」の名前を受け継いでいて、2023年に襲名した鈴木成朗さんで16代目です。
盛岡で20年ぶりの開催となる作品展では、およそ80点が展示販売されています。

こちらの鉄瓶はふたの部分が長崎県の波佐見焼になっていて、ヘラルボニーの契約作家によるアートがデザインされたコラボレーション作品です。

(十六代鈴木盛久さん)
「ずっと作り続けている伝統的なものから、僕がモダンなイメージで作ったものまで幅広くありますし、容量や大きさもたくさんバリエーションがあります。各世代の方が見て気になるものを見つけていただけると思います」

鈴木盛久工房創業400周年記念展は、13日まで盛岡市菜園のカワトクで開催されています。