日本大学重量挙部の特待生の保護者から現金をだまし取った罪に問われている元監督の男が初公判で起訴内容を否認しました。

日大重量挙部の元監督・難波謙二被告(64)は、2022年12月と2023年12月に入学金や授業料などがかからない特待生の保護者あわせて8人にうその文書を送り、架空請求分あわせて467万円を含む、現金あわせて1000万円あまりを振り込ませてだまし取った罪に問われています。

きょうの初公判で、裁判官から起訴内容について問われた難波被告は「間違っているところがあります」と述べ、起訴内容を否認しました。

検察側は冒頭陳述で、「『授業料などの免除は2年次以降で、1年次は免除されない』と保護者に伝えていた」「不正に得た現金を私的に利用していた」などと指摘しました。