高知県香南市で農薬や化学肥料を半分ほどに減らし栽培された米が給食として地元の小学生に提供されました。地元産の特別栽培米が100%給食用として提供されるのは県内で初めてです。

香南市では、地元産の米を市内の小中学校などの給食に使っています。子どもたちの健康づくりや食育を進めようという取り組みで、香南市は2025年から給食用の全ての米に、農薬や化学肥料を従来の半分ほどに減らした特別栽培米を使うことになり、7日から提供が始まりました。このうち、佐古(さこ)小学校の2年生は害虫対策や草取りなど生産者が手間と時間をかけて育ててきたお米を感謝の気持ちを込めて味わっていました。

(2年生)
「『ありがとう』っておもった。おいしかったし食感はモチモチしていた」

「味がおいしくて(容器が)ピカピカになるくらいぜんぶ食べました」

給食用の新米は玄米として保存しその都度精米されるため、子どもたちは今後1年を通じて新鮮な状態でご飯を食べることができるということです。