学校でのいじめ対策などを話し合う鹿児島県の委員会が開かれました。
県内の公立学校における不登校の児童・生徒数が5000人を超えている現状が報告されました。

委員会には、弁護士や精神科医など5人が出席し、県内の公立学校のいじめや不登校の現状などについて報告されました。

県によりますと、2023年度の県内の公立学校と特別支援学校789校でのいじめの認知件数は1万666件で、前の年から減少したものの、不登校の児童・生徒数は5432人で前の年から925人増加しました。

また昨年度、中高生らが利用できるSNSアプリやウェブからの相談は186件、通報は35件ありました。

高校と特別支援学校では、SNSでいじめに遭うケースが多いことが報告されました。

(県いじめ等対策委員会 西選子委員長)「それぞれの専門的知見を生かして、いじめの解決に役立つように頑張っていきたい」