高市新総裁の誕生で、連日、株価が値上がりしています。
株価上昇の背景や、鹿児島県内の景気にもつながるのか専門家に聞きました。
大きく値上がりしている日経平均株価。きのう6日、史上初となる4万8000円台を突破、きょう7日は一時500円以上値上がりし、取引時間中の最高値を2日連続で更新しました。
その背景にあるのが…。

(高市新総裁)「強い日本経済を取り戻すため、日本が優位性を持つ技術、この社会実装と市場展開いたします」
自民党の高市新総裁です。
経済の専門家は、高市新総裁が掲げる「積極的な財政政策」への期待感の表れだと話します。

(九州経済研究所 福留一郎 経済調査部長)「高市新総裁は、財政拡張・成長重視など経済拡大路線だから、そこを市場も好感し株価がすごい勢いで上がってきている。短期的には上昇トレンドは続くと思う」
株価の上昇が鹿児島の基幹産業と先端技術への投資につながってくれば、県内景気も上向くのではないかとみています。
(九州経済研究所 福留一郎 経済調査部長)「実体経済があがれば鹿児島にも良い影響が出てくる。鹿児島の基幹産業の農林水産業などに加え、先端の半導体や電子分野にも鹿児島でも投資を呼び込み、両輪になるような産業の姿が実現すると良い」
ただ株価の上昇がすぐに県内の景気に影響するわけではないため、高市新総裁の今後の政策を注視していく必要があります。