髪の毛を覆うスカーフ、ヒジャブの着用をめぐり拘束された女性が急死して以降、反政府デモが拡大しているイランで、ヒジャブの着用を取り締まる「風紀警察」が停止されたと地元メディアが報じました。
イランでは今年9月、ヒジャブを適切に着用していなかったとして拘束されたマフサ・アミニさんが急死したことに端を発し、抗議活動が全土で活発化。強権的なイスラム共和国体制の打倒を求めるデモへと発展しています。
こうした中、地元メディアなどによりますと、イラン検察は4日までに、ヒジャブを適切に着用しているかどうかを取り締まる「風紀警察」を停止したと明らかにしました。
イラン当局として、国民に譲歩の姿勢を見せることで、反政府デモの沈静化を図る狙いがあるものとみられます。
一方、イギリスBBCは10月に開かれたスポーツクライミングの国際大会にヒジャブを着用せず出場したイランの女性選手の自宅とされる建物が破壊された可能性があると報じました。
保守強硬派寄りのイランメディア、タスニム通信は大会に出場する前の出来事だとしたうえで、自宅の解体を確認。
正規の建築許可を受けていなかったと報じていますが、反政府活動家らは、選手がヒジャブを着用しなかったことへの報復だと非難し、混乱が広がっているということです。
イラン国内で今後、「風紀警察」の停止が続いたとしても別の政府機関がヒジャブ着用の取り締まりを引き継ぐ可能性もあり、国民の不満が解消されなければ、不安定な情勢はさらに続くとみられています。
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