
また、山内准教授は民家や小屋の中に侵入するなど、最近のクマの行動から変化を感じるとともに、これまでクマが出ていなかった場所でも出てくる可能性があると推測しています。

「ここ数年クマの動きは活発化し、大胆になってきている」
「”去年までは来なかった”というきのうまでの常識が通用しない可能性があるので、人間の意識改革が必要」

このほか、山に餌が少ない場合、冬場になってもクマが人里に降りてくる可能性は十分にあり、警戒期間が長くなると予測されます。

「里に依存していてお腹をすかせているクマはもしかしたら脂肪が蓄えられないことで、なかなか冬眠できずかなり遅くまでウロウロする可能性はある」
県内をはじめ全国的に増加しているクマの人身被害。
クマとの遭遇に備えた人間の対策と意識の向上がこれまで以上に求められます。
