大阪大学の坂口志文特任教授が、ノーベル生理学・医学賞に選ばれ日本で6人目の受賞が決まりました。発表を受け2018年に同賞を受賞した、京都大学高等研究院の本庶佑特別教授がコメントを発表しました。

本庶氏は、「坂口先生の受賞を大変うれしく、誇りに思っています。坂口先生は京都大学医学部の後輩で、同じ免疫学の、T細胞の制御に関する分野なので、特に誇りに思っています。」としています。

続いて、「個人的には、坂口先生がアメリカで研究をしていて、十分な評価が得られていなかった時期に、坂口先生の研究内容を他の研究者に紹介したことや、所属先を探しているときに、日本に戻る手助けをしたこともあり、受賞をうれしく思います。この研究分野では未解決の内容も多くあり、制御性T細胞についても、まだわからないメカニズムがあるので、今後、解決されるのを楽しみにしています。」としています。