秋の四国高校野球県予選は最終日の5日、決勝戦と3位決定戦が行われ、明徳義塾が2年連続24回目の優勝を果たしました。また、四国大会には明徳義塾、土佐、高知商業の3校が出場することになりました。
決勝戦は明徳義塾と土佐が対戦。2回に1点を先制した明徳義塾は3回、2アウトランナー3塁の場面でバッターは4番の里山(さとやま)。

タイムリーヒットで2対0とし、明徳義塾が序盤から試合をリードします。その後も明徳義塾は5回に犠牲フライ、8回にスクイズで追加点を奪います。

諦めない土佐は最終回に反撃を見せます。
9回、1アウト2塁・3塁の場面で明徳義塾のエース松下が暴投。なおもランナー3塁のチャンスで5番都志(つし)。

犠牲フライで2点差に迫ります。しかし、反撃もここまで。秋の四国高校野球県予選は明徳義塾が2年連続24回目の優勝を果たしました。
(明徳義塾 筧遥真 主将)
「今大会を通してバントのミスというのがほとんどなかったのでそういうところが勝利につながったかなと思います。(四国大会は)高知の代表として出場させてもらうので恥じないプレー全力プレーで神宮を目指して頑張ります。相手も強いと思うのでもう一回自分たちのやるべきことを出来ることをしっかり見直してやっていきたいと思います」

(土佐 小河壮真 主将)
「まだ自分たちは良いピッチャーになったらぜんぜん打てないということがわかったのでもっと力を付ける必要があるなと思いました。(四国大会では)一戦一戦を大事にして最後には明徳義塾を倒せるようにと思ってます」

また、3位決定戦では高知商業と高知中央が対戦。3回に3点を先制した高知商業が去年夏の甲子園に出場した高知中央の反撃を1点に抑え、2年ぶりに四国大会への切符を手にしました。
(高知商業 北添颯志 選手)
「チームとして夏から今までどんなきつい練習も全員で笑顔で声出し合いながらやってたんでこれからも継続して、もしくはそれ以上の練習をして四国大会に臨みたいと思います」

2026年春のセンバツ出場に向けた重要な参考資料となる秋の四国高校野球は10月18日に愛媛県で開幕します。県勢は13年連続の明徳義塾、10年ぶりの土佐、2年ぶりの高知商業が出場、14日に組み合わせ抽選が行われます。