今年度で閉校が決まっている桜島の黒神小・中学校で最後の椿油作りが始まりました。
きょう6日は、地域の人たちと協力して椿の実を収穫しました。
全校児童2人の黒神小学校と全校生徒2人の黒神中学校ではおよそ50年前から毎年、椿油を作っています。

桜島にある8つの小中学校では来年4月に開校する義務教育学校・桜島学校への統合に伴って今年度で閉校します。椿油づくりも今年で最後となり、6日は桜峰小学校の児童も参加して、学校の椿園で実を収穫しました。
(黒神中学校3年 小川彩愛さん)「今年最後だったので、皆さんの協力のおかげでたくさんとることができた。思い出深いと感じた」
(黒神中学校3年 田中彩希さん)「できなくなると思うと少し悲しい。最後なので自分たちも全力を尽くして、お客さんにたくさん届けられるようにしたい」

椿の実は天日干ししたあと油を搾り瓶詰めされます。
ラベルデザインなども子どもたちが行うということで12月に販売予定です。
