気象庁によりますと、6日午後3時現在、父島の南西約190キロメートルの海上にある台風22号は、今後西向きから北向き、さらに東向きへ急カーブして日本の南を進み、7日には「強い」勢力に発達する見込みです。
台風22号は、6日午後3時現在、北西へ時速15キロメートルの速度で進んでおり、中心気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートルです。全域55キロにわたって暴風域となっていて、中心から東側330キロメートル、西側220キロメートル以内では風速15メートル以上の強風が吹いています。
7日午後3時: 日本の南を西北西へ。時速15キロメートルで進み、中心気圧975ヘクトパスカル、最大風速35メートル、最大瞬間風速50メートルと「強い」勢力に発達する予報です。予報円の半径は95キロメートル、全域185キロメートルの暴風警戒域を伴います。
今後の進路は?
8日午後3時: 日本の南を北北西へ。時速15キロメートルで進み、中心気圧960ヘクトパスカル、最大風速40メートル、最大瞬間風速60メートルと「強い」勢力を維持。予報円の半径は155キロメートル、全域290キロメートルの暴風警戒域。
9日午後3時: 一転、日本の南を北東へ急カーブ。時速20キロメートルで進み、中心気圧950ヘクトパスカル、最大風速45メートル、最大瞬間風速65メートルと、「非常に強い」勢力に発達する予報です。予報円の半径は300キロメートルで北寄りには伊豆半島や房総半島が入っています。全域440キロメートルの暴風警戒域を伴います。
10日午後3時: 東へ速度をはやめて、時速35キロメートルで進み、中心気圧970ヘクトパスカル、最大風速35メートル、最大瞬間風速50メートルと勢力は「強い」に戻る見込みです。
台風22号は今後、日本の南の海上で「強い」「非常に強い」勢力に発達し、広範囲にわたる暴風警戒域を伴う見込みです。小笠原諸島では、この台風の接近に伴う強風や高波に注意が必要です。予報円が比較的大きく、その後の進路がまだ変わる可能性もあるため、最新の気象情報をこまめに確認してください。