広島県福山市の福山城博物館で、福山藩と「箱館戦争」をテーマとする特別展が始まりました。

特別展は10月4日から始まりました。今回はこちらの最後の藩主・阿部正桓が紹介されています。広島・浅野家から養子として福山藩主に就任し、藩を導きました。
新政府軍との戦いで、旧幕府軍は北海道の函館まで撤退。福山藩は新政府軍として函館に赴いていました。

こちらの刀は旧幕府軍を率いた一人で、新選組副長だった土方歳三の愛刀として知られる「和泉守兼定」です。新選組時代から「箱館戦争」まで土方と運命をともにした刀です。
他にも旧幕府軍を率い、父親が福山の出身である榎本武揚ゆかりの品も並んでいます。

阿部家17代当主 阿部正紘さん
「非常に立派な展示で、箱館戦争で福山藩が活躍したんだということが初めて分かりましたね」
前期・後期で98点が並びます。会期は11月24日までです。