■MLB 地区シリーズ ブルワーズ9ー3カブス(日本時間5日、アメリカンファミリー・フィールド)
ナ・リーグ地区シリーズが開幕、パドレスを破ったカブスはミルウォーキーに移動して、ナ・リーグ中地区優勝、勝率リーグトップのブルワーズと対戦。“4番・ライト”で出場した鈴木誠也(31)は4打数無安打2三振。レギュラーシーズンからの連続試合安打は10で止まった。
ワイルドカードシリーズで2勝1敗でパドレスを下し、「いや、もう最高です」と喜びを爆発させた鈴木、地区シリーズの相手はリーグ最高勝率で中地区優勝を果たしたブルワーズ、鈴木はブルワーズ戦は13試合で50打数6安打、打率.120、1本塁打、4打点。三振は22と相性は最悪。
カブスはシカゴから敵地・ミルウォーキーに乗り込んでの第1戦、ブルワーズ先発はリーグ最多勝のF.ペラルタ(29)、1番・M.ブッシュ(27)がプレーオフ2号となる先頭打者ホームラン。パドレスを破った勢いのままいきなり先制点をあげた。
そして、今季初の4番に入った鈴木の第1打席、ペラルタとは通算23打数3安打で打率は.130、今季は9打数1安打、5三振と相性は悪い。カウント2-2と追い込まれると、外角低めのストレートに見逃し三振。先頭打者弾を浴びてもペラルタは落ち着いたピッチングを見せた。
カブスはワイルドカードシリーズ第1戦に先発したM.ボイド(34)が中3日でマウンドへ。ブルワーズは1番・J.チューリオ(21)がツーベースで出塁、2番・B.テュラング(25)が1球目をライト線へタイムリーツーベース。わずか5球で同点に追いつかれた。
ブルワーズ打線は止まらず、3番・W.コントレラス(27)も1球目を左中間へタイムリーツーベース、何と3者連続ツーベース、6球で逆転された。さらに1死一、二塁から6番・S.フレリック(25)のセカンドゴロをカブスのN.ホーナー(28)がエラー、この隙を逃さずに2塁走者のコントレラスは迷わずホームへ、好走塁で3対1。8番・B.パーキンス(28)は追い込まれてからファウルで粘り、11球目をセンター前へタイムリーで4対1とリード。カブスのC.カウンセル監督(55)はここで先発のボイドを降板させた。
これでもブルワーズ打線は抑えられず、2死満塁で打者一巡1番・チューリオに戻ると、レフト前へ2点タイムリー、カブスは1回にまさかの6失点となった。
2回にも3点を失ったカブス、1対9とリードされた3回、2死一、二塁で鈴木の第2打席、積極的にバットを振っていき、2球連続ファウル。カウント0-2と追い込まれると、内角低めへの絶妙なカーブで見逃し三振。チャンスを生かせず2打席連続三振に倒れた。
6回の第3打席はサードゴロ、7回の第4打席はライトフライと4打数ノーヒットに終わり、レギュラーシーズンからの連続試合安打は10で止まった。カブスは先発ボイドが試合を作れず、投手陣は13安打9失点で敗戦、初戦を落とした。