防災士の知識と技能の向上を目指す研修会が4日に富山市内で開かれ、被災地での具体的な活動事例や連携のあり方について情報を共有しました。
研修会は地域防災の担い手として期待される防災士の知識や技能の向上を目指して富山県が開いたもので、オンラインでの参加を含めて約90人が出席しました。
講師は氷見市防災士ネットワークの佐藤文敬理事が務めました。
佐藤理事は能登半島地震で防災士ネットワークが行った活動を説明。具体的には、物資の受け入れや炊き出しの手伝い、指定避難所での風呂の運営サポートなどを行ったことを報告しました。
防災士ネットワークはLINEグループで会員間の情報交換を行い、佐藤理事は文字として情報が残ったことや、市内の各避難所の情報を得ることができたと、その利点を強調しました。

その後の意見交換では、活動内容や防災士同士のコミュニケーションの必要性などについて活発な意見が出されました。
研修会の出席者
「悩みの共有ができて、今後の活動の仕方のヒントがあった。実務に生かせそう」