企業での女性活躍やワークライフバランスの推進などに取り組む企業が集まり、取り組み事例を紹介したり、理想の企業について話し合うイベントが鹿児島市で開かれました。

鹿児島市で開かれたイベントに参加したのは、市内に本社のある金融機関やホテル、商社など14社です。

参加企業は、若い女性の地元定着を目指し、女性が活躍できる環境やワークライフバランスの推進などに取り組んでいて、きょう4日は、各社の人事担当者らが自社の取り組みを紹介しました。

このうち鹿児島銀行では、連続9日間の休暇を、年2回に増やしたことなどを紹介したほか、城山ホテル鹿児島では、事業所内に託児所を設置するなどし、仕事と家庭の両立を図る取り組みを披露しました。また、就職活動を控えた学生とのパネルディスカッションでは、企業選びで重視することや鹿児島で働くメリットなどについて意見がかわされました。

(大学3年)「職場内で会話している、コミュニケーションが発達しているかは学生も見ている」

(参加した新日本科学 長利京美総務人事本部長)「これからライフイベントを経るにあたり、家族のサポートがあることは心の余裕ができる。鹿児島で働くメリット」

イベントを主催した鹿児島市は、今回参加した企業の事例を参考にして、誰もが個性や能力を発揮できるまちづくりを進めたいとしています。