浜松市内に住む高齢女性が息子をかたる男から「投資をやって儲けた金が入ったら利益分の税金を払っていなかった」などと電話口で言われ、現金約4000万円などをだまし取られる事件がありました。

被害を受けたのは、浜松市中央区に住む70代の無職の女性です。警察によりますと、2025年5月、女性の携帯電話に息子を名乗る男から「投資をやって儲けた金が入って来たけど、利益分の税金を払っていなかった」「自分の口座が止められているから立て替えてくれないか」「口座が動かせるようになったら出金して返すから」などといった電話があり、その後、6月までの計5回にわたって、現金約4000万円を宅配便で送ったほか、約6万円相当の電子マネー利用権のコードを電話で伝えたということです。

女性には別居する息子がいますが、会話をした際に騙されたことに気付いたということで、息子が警察に届け出ました。

警察では「『宅配便で現金を送れ』は詐欺」と注意を呼び掛けています。