仙台市内に住む高齢の女性に義理の息子をかたる電話をかけ現金200万円をだまし取ろうとしたとして、現金の受け取り役、いわゆる「受け子」の埼玉県に住む17歳の女子高校生が逮捕されました。

詐欺未遂の疑いで現行犯逮捕されたのは、埼玉県草加市に住む17歳の女子高校生です。
警察によりますと、女子高校生は仲間と共謀のうえ、今月2日から3日にかけて仙台市太白区に住む80代の女性の自宅に義理の息子を装ったうその電話をかけて、女性から現金200万円をだまし取ろうとした疑いが持たれています。
まず共謀者の男が義理の息子を装って女性に何度か電話をかけ、「自分の鞄とひとの鞄を取り違えてしまった」「200万円用立てできないか」などとうその話をしました。声が似ていることなどから話を信じた女性は夫ともに仙台市内の郵便局を訪れ現金を引き落とそうとしましたが、不審に思った局員が警察に通報し事件が発覚しました。
警察は女性の協力のもと「だまされたふり作戦」を行い、3日に女性の自宅に現金を受け取りに来た女子高校生を逮捕しました。
警察の調べに対し女子高校生は「私が受け子として行ったのは間違いない」と容疑を認めているということです。