検察「女性は一生消えない痛みも残った」
一方で、検察は女性について
・全治約1か月を要する肝損傷等という重症、それに伴って出血性ショック等で死亡する可能性が非常に高く、一生消えない痛みも残っている
・厳罰までは求めないとは言え、「刺されたことには腹が立つし、痛みもあるから許すことはできない」
・男の顔がフラッシュバックする
などとして、女性が「男の処罰を希望している」と主張しました。

「強固な殺意に基づくストーカー的な犯行」
論告メモなどによりますと、検察は、
「被害者の都合等を考えない自らの言動が原因で、被害者から別れを告げられたのに、その後も自らの言動を改めず、毎日のように数十件以上のメッセージを送り続け、被害者が自分の思うとおりに動いてくれないことで、被害者に対する一方的な不満や怒りを募らせた末に、強固な殺意を形成」
「被害者に何ら落ち度はなく、被害者に対する強い執着心と強固な殺意に基づくストーカー的な犯行で、生命軽視の程度も甚だしい」
「犯行前のメッセージ等の内容や、犯行時の行動(現場までナイフをトートバッグに隠して行くなど)を見ても、十分な思考力・自制力を保っていたと認められ、自らの意思で、合理的に殺害計画を実行に移したことは明らか」
などと指摘しました。