京都市の宿泊税引き上げが、正式に決まりました。

京都市はきょう10月3日、条例改正による宿泊税の引き上げが、総務大臣の同意を得て、正式に決定したと発表しました。

京都市の宿泊税は現在、3段階で設定されていますが、来年(2028年)3月1日からは5段階に増えます。

宿泊料金が10万円以上の場合は現在の千円の10倍となる1万円で、定額制としては全国一だということです。

京都市・松井孝治市長
「見直しが正式に決定したのは大変ありがたい」
「ご負担いただく分を京都のまちづくり、特に観光と市民生活の両立に向けて、しっかりと使わせていただかないといけない」

引き上げに伴い、宿泊税による税収は過去最高だった昨年度の倍以上となる年間約126億円となる見込みで、市はオーバーツーリズム対策などにあてたいとしています。