法律事務所の職員になりすまして高齢女性の自宅を訪れ、現金170万円をだまし取ろうとしたとして、広島県警は2日、福岡県春日市の無職・最上来容疑者(26・いずれも自称)を詐欺未遂の疑いで逮捕しました。

警察によりますと最上容疑者は何者かと共謀し、1日から2日にかけて福山市に住む女性の自宅に電話。女性の息子になりすまし、「現金を至急必要としているので、代わりに行く法律事務所の者に現金を渡してもらいたい」などと嘘を言い、現金170万円をだまし取ろうとした疑いが持たれています。

2日午後3時半ごろ、法律事務所の職員になりすました最上容疑者が、女性の自宅を訪問。その際、居合わせた介護職員が2人のやりとりをみて不審に思い、110番通報しました。最上容疑者は、駆けつけた警察官に任意同行されたということです。

警察の調べに対し、最上容疑者は「私は電話をしていませんが概ね合っています」と話しているということです。

警察は、最上容疑者が詐欺グループの受け子役とみて事件の詳しいいきさつを調べています。