江田島市が島をあげて栽培を進めているオリーブが収穫時期を迎えました。世界一位に輝いたオリーブオイル作りも始まっています。

先週から収穫を始めたのは、オリーブ栽培加工やレストランを運営する山本倶楽部です。18年前に耕作放棄地を有効に活用しようと江田島市と協力して栽培を始めました。約12ヘクタールの農園で15品種のオリーブを栽培し、17種類のオリーブオイルを作っています。2019年には、日本のオリーブオイルでは初めて世界1位に輝きました。この時期は、収穫や選別など社員総出で作業をします。今年は、猛暑が続きましたが、適度に雨が降ったため、実は、例年になく大きく量も過去最高になる見込みです。

収穫したオリーブ

山本倶楽部 濱田章裕社長
「今年はいいですよ。過去、最高の量が獲れるんじゃないですか。最初からね、地中海と瀬戸内海の気候が似ているということでオリーブ事業初めてのでそこは合っているんだと思うんですけど」

新入社員
「初めての収穫なんですけど、過去にないくらいの豊作と聞いているので一生懸命、力になって頑張りたいと思います」

また、山本倶楽部では、農家や市民が栽培したオリーブの実を今年は1キロ1000円で買い取っていて、多くのオーリブの実が集荷場に持ち込まれます。

オリーブを持ち込む生産者

オリーブを持ち込んだ農家
「江田島市は、これいう何か特徴があるものがないとね、そういう面ではオリーブは特徴の一つだから」

選果場に運ばれ、枝や葉などを一つ一つ手作業で取り除き洗浄します。摘み取った実は、どんどん酸化が進みます。そのため、収穫したその日のうちに搾ることで品質が良いオリーブオイルに加工することができます。