同居している69歳の兄の遺体を自宅に放置したとして、63歳の女が逮捕されました。女は容疑を否認したうえで、「葬儀費用などの捻出が困難だった」などと話しているということです。

死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、千葉県茂原市の警備員・秋山三枝子容疑者(63)です。

秋山容疑者は先月27日からきのうの間、同居している兄で無職の雄次郎さん(69)の遺体を自宅に放置して遺棄した疑いがもたれています。

警察によりますと、秋山容疑者はきのう、職場の上司に付き添われて警察署を訪れ、「先月27日に仕事場から自宅に戻ると、同居の兄があお向けで、意識、呼吸のない状態で倒れていた」などと話したことから、事件が発覚したということです。

秋山容疑者は調べに対して「遺棄したつもりはない」と容疑を否認する一方で、「葬儀費用などの捻出が困難だった」などと話しているということです。

警察は雄次郎さんの遺体を解剖して死因を調べるとともに、当時の状況を詳しく調べています。